「HOKUSAI-ぜんぶ、北斎のしわざでした。展」へ
2025.10.24

2025年10月2日、ついに誕生75周年を迎えたPEANUTSコミック。
これを記念した特別なコラボレーションに出会うため、CREATIVE MUSEUM TOKYOで開催中の「HOKUSAI-ぜんぶ、北斎のしわざでした。展」にお出かけしました。
「PEANUTS with Hokusai」のコラボも楽しむ

展示はもちろん、いちばんのお目当ては限定の「PEANUTS with Hokusai」グッズ。
会場の様子とともに、その魅力をたっぷりとお届けします。
入場前から出会いがいっぱい!
JR東京駅八重洲中央口から徒歩約7分。
東京メトロ各線の日本橋駅からも5分ほど、京橋駅からはたった3分ほどで到着する、アクセス抜群の場所にある「CREATIVE MUSEUM TOKYO」。
中央通り沿いに建つ、緑豊かなTODA BUILDINGの6階に位置します。

江戸時代には交通の要所として全国から文化が集まり、ものづくりや商いが栄えていた京橋。
明治以降も古き良き文化を守りながら、国内外からの新しい風をたっぷりと受け入れ育まれてきたこの地に、2024年11月に誕生したばかりのミュージアムです。
洗練されたこの場所で、2025年11月30日(日)まで開催中なのが、「HOKUSAI-ぜんぶ、北斎のしわざでした。展」。
お出かけ先が、どうして北斎?
答えは併設のミュージアムショップにあります。

たくさんの展覧会オリジナルグッズやコラボアイテムが並ぶ中……。
PEANUTSコミック誕生75周年を記念した、本展とのコラボレーショングッズがラインナップしているのです。

晩年まで筆をとり、生涯で3万点を超える作品を生み出した葛飾北斎と、50年間にわたりPEANUTSコミックを描き続け、その数は約18,000話にものぼるチャールズ・シュルツ。
日常の何気ない出来事を、ユーモアと哲学的な視点で描き続けたふたりの、時代を超えたコラボレーション!
アイテムひとつひとつは、後ほどじっくりとご紹介いたします。
会場は一部エリアを除き撮影できる場所が多いので、相棒のスヌーピーのぬいぐるみと一緒に、まずはたっぷりと展示を楽しんでまいります♪
第1章「読本」~Yomihon − Novel~
入場してすぐのエリア。
まず目に入るのが、ダイナミックな構図のこちら。

文化4〜8年(1807年〜1811年)ごろに発行された『椿説弓張月』続編 巻之三の挿絵です。
小さなサイズの読本(よみほん)に、驚くべき画力で細かく描き込まれています。

実物を約100倍に拡大した後ろの大きなパネルを見ても、隅々まで一切の妥協なく描かれていることがわかります。
今のマンガでもおなじみの集中線。
こうすると、まるで物語の一員になったみたいです。

効果音が聞こえてきそう。
200年以上前にこの発想をしていたというのが驚きです。
ワクワクが止まらないまま振り向くと、大きな渦のような絵が。

弘化2年(1845年)の『釈迦御一代記図会』巻之六の一場面です。

江戸時代にこの絵に出会った人たちは……。
きっと物語にぐんぐん吸い込まれていく気持ちになったでしょうね。

ぐんぐん!ぐるぐる!!

あくまでもこれは、広く庶民に親しまれた物語の挿絵。
誰にでも伝わる、引き込む、楽しませる!北斎の熱いスピリットを感じます。
斬新な手法と切り口が、いかに現代のコミックやアニメに影響を与えているか……。
ここからまだまだたくさんの発見がありそうです!
第2章「波」~Waves~
「波」のエリアでは、言わずと知れた「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」が目を引きます。

別名「大波」。
海外でも「ビッグウェーブ」と呼ばれ、《モナ・リザ》とび称される名画として愛されています。

同じ版でも刷りで色や濃淡が微妙に変わる木版画。
目の前にあるこの1枚を、しっかりと目に焼き付けておこうと思いました。
ざばーん。

『富嶽百景』二編 「海上の不二」の大波も大迫力。
鳥たちが波しぶきのよう。
北斎が生涯のテーマとしていた「波の一瞬を捉える表現」に、しっかりと魅了されながら次のエリアに進みます。
第3章「表現力」~Expression~
深紅の壁に囲まれた「表現力」のエリアには、さまざまな構図や描き方による作品が並びます。

文化9年(1812年)に発行された『略画早指南』は、今でいう定規やコンパスのみで絵を描くためのガイドブック。

今でも役立ちそうです。
壁の大きな絵が、どの本に収められているのかを探すのも楽しいです。
はっ!

とんでもなくかわいい子犬と目が合ってしまいました。
文化13年(1816年)に発行された『三体画譜』で描かれている「狗猧(ゑのころ)」。

「狗猧(ゑのころ)」は、子犬、という意味だそう。
きっと当時の人たちも、この瞳にキュンキュンしたでしょうね。
他のエリアでも、犬に出会えたらいいな。
文政6年(1823年)に発行された『一筆画譜』には、その名の通り一筆でシンプルに描かれた動物たちが。

おや、このねずみや猫は……。
緻密なものから一筆画まで、幅広い表現方法に驚くばかりです。
第4章「北斎漫画」~Hokusai’s Sketches~
次のエリアも圧巻のディスプレイ!

全15編出版されている『北斎漫画』の魅力が余すところなく紹介されています。
こちらは『北斎漫画』全15編が収められた木箱。

これはまさに、全巻コンプリートセットですね。
時代が変わっても、好きなものを全部揃えたいという気持ちは変わらない♪
ずらりと並べた展示もありました。

中身はもちろんですが、色とりどりの表紙にもときめいてしまいます。
ここにも犬はいるかしら。
お、『北斎漫画』十四編の唐犬を発見。

「どうしたの?」と声をかけたくなる表情です。
こちらにも犬がいますよ。

よく見たら、「狼」と書いてありました。
ハロウィーンが近いから、おばけや妖怪が描かれたものもご紹介。

ちょっとコミカルな要素もありつつ……怖い、怖い。
怪談が流行した江戸時代。
挿絵も多く手がけた北斎は、このジャンルも得意だったそう。
怪奇的な描写が……やっぱり、怖い、怖い。
と、思ったら、こちらは……。

あはははは。
マンガのコマ割りのような描き方や、パラパラマンガのように動きをひとコマずつ描いた作品などもあり、本当に現代のマンガやアニメに通じるものばかり。

一瞬忘れてしまいますが、これが版画で表現されていたというのも、改めてすごいこと。
描く人も、彫る人も、刷る人も、その技術の高さに感動しっぱなしです。
第5章「色彩」~Color~
色あいの美しさを楽しむ多色刷りの作品も並び、見ごたえ満点。

奥に見える絵には、このミュージアムからもほど近い日本橋の様子が描かれています。
当時このあたりにはこんな光景が広がっていたのかと思うと……。

タイムスリップした気分で、なんだかワクワクします。
今回初公開となった、晩年、83~84歳ごろに毎日描き続けたという獅子の肉筆画『日新除魔図』も見ることができます。

※会期中、『日新除魔図』のみ一部展示替えを行います。
日付が入っているのがわかりますね。
亡くなる直前まで毎日コミックを描き続けた、シュルツさんと重なる部分があるな……。
そんなことを思いながら、迫力たっぷりの肉筆画をしみじみ拝見しました。
第6章「富嶽百景」~One Hundred Views of Mount Fuji~
『富嶽百景』の展示も圧巻です。

初編が天保5年(1834年)に発行され、三編まで作られました。
ここでも犬が描かれている絵を探します。

いたいた♪
遠吠え中です。
ちょっと戻った場所にも……。

神々しい富士山と太陽とともに、櫂をかついだちょっとおもしろいおひげの人物と犬。

しっぽがくるんとしていますね。
しっぽと言えば、しゃちほこのしっぽにちょこんと止まっている鳥を見て、ウッドストックを思い出したりもしました。

とにかく作品数が多くて、発見もいっぱい。
今回は犬をたくさん探せて楽しかったので、次に来るときは「おひげの人」を中心に探そうかしら。
絶対に楽しいです。
せっかくなので、富士山をバックに記念に1枚。

ご迷惑にならないよう気をつけながら、撮影可能エリアで相棒のスヌーピーのぬいぐるみとのぬい撮りも満喫できました。
会場の最後には大きなフォトスポットもありましたよ。

絵の中の一員になった気分で、ぜひ記念撮影を♪
何度でも足を運びたくなる魅力たっぷりの展示。
会期中にまたじっくり楽しみたいです。
さぁ、お待ちかねのミュージアムショップへ!
展示を満喫した後はミュージアムショップでお買い物。

たくさんの展覧会オリジナルグッズの中から、PEANUTSコミック誕生75周年を記念した『PEANUTS』と『北斎漫画』のコラボグッズ「PEANUTS with Hokusai」をご紹介します。
まずはこちら、ガーゼ素材のミニタオル。

絵筆を手にした羽織姿のスヌーピーと、北斎が描いた猫や鳥たち。
この動物たち、さきほど展示で見た気がします!楽しいコラボですね♪
こちらはコンパクトにたためるエコバッグ。

軽量でいつでもバッグに入れておきたいです。
シンプルなデザインも素敵です。
ダイカットポーチは全部で3種類。

裏側はそれぞれ色違いになっていて、内側には同じ裏地が使われています。

かわいい♪
デザインをめいっぱい楽しみたいなら、やっぱりクリアファイルは欠かせません。
イエローとパープルの2種類がラインナップ。

イエローには北斎の動物たち、裏面には絵筆を持ったスヌーピーも描かれています。

パープルは思いっきりダンス!
北斎漫画の雀踊りをするやっこさんと、スヌーピーのハッピーダンスが見事にコラボ♪

いっしょに踊りたくなりますね♪♪
こちらのコンパクトミラーもかわいいです。

内側は両面ミラーになっていてとっても便利。
すっきりスリムなデザインで、ポーチやバッグの内ポケットにもすっぽり入りそう。
うれしい!マスキングテープだ♪

2種類とも、とってもゴキゲンな柄です。

手持ちのノートなどに貼って、自分だけの「PEANUTS with Hokusai」にカスタマイズしたいです。
ピンバッジは6種類も!

どれも表情豊かでとっても楽しい。
台紙もとってもスペシャルなので、ピンバッジとして使うのはもちろん、このまま飾っておいても素敵かと思います。

全部かわいくてコンプリート必須です。
こちらのキーホルダーはよく見ると……。

刺繍で描かれています♪

ぷくっとしたフォルムやダイカットのシェイプもかわいらしいです。
スマホカバーに入れるのにもちょうどいいサイズのステッカーも3種あります。

全種揃えて、気分で入れ替えてもいいですね。
プレゼント用にも何枚かゲットしておきたいです。
ステッカーより大きいダイカットのポストカードも、何枚かストックしておきたい!

こんなにかわいいカードが届いたら絶対にうれしいです。
マスキングテープで壁に直接貼っても楽しそう。
3枚セットのポストカードもありますよ。

和を感じるマットで美しい紙質がとっても上品です。
こちらもフレームなどに入れてアートとして楽しんでいただくのも良いかと♪
豆皿も、飾っても使ってもかわいいオススメアイテム。

アクセサリートレイのように使うのも。
個人的には食卓で活用したい!!
お醤油を入れて、お刺身やお寿司などをちょんちょんとしたいです♪
最後は、どれが出るかはお楽しみ!の、缶マグネット。

どれが出ても嬉しい……。
こちらもぜひコンプリートしたいです。
そうそう。左側にチラッと見えているもの、気になりますよね。
こちらは「スヌーピーミュージアム来館キャンペーン」のお知らせ!

南町田にある「スヌーピーミュージアム」に入場する際、チケットカウンターで「HOKUSAI-ぜんぶ、北斎のしわざでした。展」のチケットを提示すると、スヌーピーミュージアム限定のステッカーがもらえるキャンペーンを実施中とのこと。
2025年11月30日(日)まで、ステッカーは数量限定で無くなり次第配布終了となります。
ぜひこの機会に、スヌーピーミュージアムでシュルツさんの作品やPEANUTSコミックの世界にも触れてみてくださいね。
テーマカフェ「北斎食堂」にも行ってみた
会期中、同じフロアにある「CREATIVE MUSEUM TOKYO CAFE」は、テーマカフェ「北斎食堂」としてオープン。

「もし北斎が食堂を開いたら?」
そんなコンセプトで創り出された、楽しく美しい、そして何よりおいしいメニューが提供されています。
一部をご紹介しますね。
こちらの「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏蕎麦」は、大根おろしの富士と小舟、器に広がる波が印象的!

かき揚げのサクサク感と貝出汁のお蕎麦でこんな表現ができるなんて……。
驚きの一品です♪
美しい彩りの「幾何学模様のばらちらし」には、鮮やかな桃色の酢飯に、穴子、海老、きゅうり、かんぴょう、チーズやトマトも入り、どれもこれもベストマッチ。

繊細な幾何学模様の海苔が、まるで木版画みたいです♪
デザートメニューもとってもフォトジェニック。
「海上の不二クレープ」はテイクアウトもできちゃいます。

きれいなクレープ生地は、「ぜんぶ、北斎のしわざでした。展」の色あい。
ソフトクリームの上には透明なお醤油で仕立てた、ほんのりピンクのみたらしソースがトッピングされていますよ。
こちらも彩り豊か♪
ひとくちサイズの「色遊び大福」は全部で6種類。

全色いただける「色遊び大福 百面相セット」と、2個入りの「色遊び大福 セレクトセット」があって、お土産としてお持ち帰りができる2個入りの「手土産 色遊び大福」もあります。
そして、この大福。
中にそれぞれ異なるフルーツが入っているのです。

断面まで、アート作品のような美しさ。
ご自宅でもお楽しみいただけるのが◎ですね。
などなど、お楽しみがいっぱいの「HOKUSAI-ぜんぶ、北斎のしわざでした。展」で、展示、お買い物、カフェをめいっぱい楽しみました。

改めまして、『PEANUTS』と『北斎漫画』がコラボした展覧会オリジナル「PEANUTS with Hokusai」グッズの数々は、ここでしか買えない限定販売。
ぜひ、会場で出会ってくださいね。
ご紹介した商品はお品切れの場合がございます。予めご了承ください。
「HOKUSAI-ぜんぶ、北斎のしわざでした。展」は、2025年11月30日(日)まで、東京・京橋のCREATIVE MUSEUM TOKYOで開催中。

200年前の“北斎のしわざ”をたっぷりと体感できる特別な展覧会で、発見いっぱいの楽しいひとときを。
どうぞお見逃しなく♪♪
HOKUSAI-ぜんぶ、北斎のしわざでした。展
期間:2025年9月13日(土)〜11月30日(日)
会場:CREATIVE MUSEUM TOKYO
住所:東京都中央区京橋1-7-1 TODA BUILDING 6F
開館時間:10:00〜18:00
※毎週金・土曜および祝前日は20:00まで開館
※最終入場は閉館の30分前まで
休館日:会期中無休
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CREATIVE MUSEUM TOKYO






